９月１８日（月） スリにご用心 |
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その昔、トルコのトプカビ宮殿を見学しようとしたとき、ガイドさんは言いました。 「スリが沢山います。注意して下さい。」 ほう、そんなに沢山いるなら、財布をスル瞬間を見たいモノだな〜と思って、秘宝をサササッと見た後、観光客を見ていたことがありましたが、とうとうそんな瞬間には立ち会わずに終わってしまいました。 そんな、不遜な志のせいかどうかは分かりませんが、「そんなに見たいなら見せてあげるよ。」というお告げが聞こえてくるようになりました。 ９月７日 骨董街で。。。 屋台に並んでいる骨董かガラクタか分からないのを眺めているうちに、さっきまでなかった殺気を感じ取り、来た道を振り返ると、青シャツの男が５m後に佇んでいます。 「やばい、スリだ。。。」 人を疑ってはいけないので、スリかどうかの検証を行います。 まずは、次の屋台に移動します。そして次に移動。同じようなテンポで後についてきています。疑わし度が上昇していきます。 そこで、次の戦法。 「あっちの店の骨董がやはり気になるわ〜。」 という顔をして、もと来た道を引き返し、青シャツの男よりもさらに後にある骨董屋を覗きます。青シャツ男、今まで歩いてきた方向に進まない。疑わし度ますます上昇。 今度は、追い抜いて、先の店を覗いてみたり、「あ、やっぱりあっちのお店。」と戻ってみたりしていると、青シャツ男、屋台の裏のお店に入って２〜３分後に路上に現れるようなことをしていました。 そしてだんだん追い抜き後戻りの間隔を短くして繰り返しているうちに、青シャツ男、いなくなっていました。 ９月１０日 深[土川]から帰ってきて夕飯を済ませ、夜のそぞろ歩きをしていた１１時頃、コンビニで牛乳を買いました。コンビニを出て、ホテルに向かって２〜３歩進むとまたもや殺気が。。。振り返ると、男の人が５ｍ位後を歩いています。 「また、ですか？」 そこで、再びスリチェック。幸いなことに、買った牛乳はコンビニのビニール袋に入れただけだったので、立ち止まって自分の手提げ袋に入れながら、 「うーーーん、上手く入らないな〜。」 というフリをしながら、男の人を先に行かせました。しかし、その男の人の歩調、日本の国会の牛歩並。。。もうこれは、 怪しさ大爆発。 数メートル進むと交差点。男の人が先に渡ったのを確認して、道の反対側に渡ろうとして信号待ちをしていたら、男の人立ち止まっているではありませんか。。。もう、確信しました。あの男はスリと。。。 そして反対側に渡った後、また信号待ちしていると、男の人はぴくりとも動かない。そして、青信号で渡ると、向こうもゆっくり歩き始めたのでした。 ミニバスが何台も通過しているので、飛び乗ろうかと思いましたが、オクトパス（磁気カード）が使えるか不明だったことと、小銭がなければどうしようかと不安になったので歩き続けることにしました。が、もうすぐホテル。ロビーを通過してエレベーターに乗り込まれて、部屋の前で××になったらかなわないので、ひとつここは、こちらから奇襲してみようと考える。 男の人が歩いている歩道へ渡る青信号が点滅しはじめたので、ダッシュで渡っていると、男の人が 「あれ、今までそこにいたのに何処へ行った？」 とキョロキョロしている。そこへ目の前に現れてあげて、物陰に隠れる。 数分後、交差点に戻ると、今までのよどんだ気配は無くなっていました。 香港渡航歴５回のTさん談 コンビニでお金を落としてしまったから、どうも後をつけられてしまったみたい。だから、ダッシュして逃げたら追ってこなかったよ。スリに「スリだと気が付いている」と知らせるといいみたいね。でも、なんで、スリ（の人）って、スろうとしている人に”（自分が）スリだとバレていない”と思っているのかな〜？。 |